道路橋調査研究委員会
委員長
八木 知己 教授(京都大学)
研究委員会の概要
本委員会は、近年における内外の橋梁業界の動向や新しい情報の収集・意見交換のため、各委員による調査研究成果、長大橋梁等の設計・施工に関する報告・発表を通して、専門知識の向上と問題意識の高揚を図っている。このうち、特定の重要な問題については、小委員会を組織し、より詳細な調査研究に取り組み、実務に必要な資料をまとめるなどの活動を行っている。また、当委員会では例年、国内外の道路橋にかかる専門家、実務者を招いた講演会や小委員会活動の成果を発表する報告会を開催している。
2019年度の活動報告
1. 橋梁の余寿命の推計および評価手法に 関する調査研究小委員会
委員長 大阪市立大学 山口 隆司 教授
令和元年度は、小委員会を3回開催し調査研究を行った。
第1回 令和元年 9月13日
第2回 令和元年11月27日
第3回 令和2年 2月 4日
2. 特殊鋼道路橋の維持管理に関する 研究小委員会
委員長 近畿大学 東山 浩士 教授
令和元年度は、小委員会を2回開催し、調査研究を行った。
第1回 令和元年 8月27日
第2回 令和2年 1月 7日
3. 近年の大地震の被災事例にもとづく 橋梁耐震性評価に関する研究小委員会
委員長 京都大学 高橋 良和 教授
令和元年度は、小委員会を2回開催し、調査研究を行った。
第1回 令和元年 9月9日
第2回 令和元年11月9日
2018年の活動報告
2018年度は、次年度初頭からの小委員会活動の開始に向け、小委員会の設立準備として研究テーマの検討等を行うとともに、「中之島の橋梁を船でめぐる」と題した橋梁現場見学会を平成31年3月15日に開催した。
○橋梁現場見学会 ~中之島の橋梁を船でめぐる~
日時 | 平成31年3月15日(金)14:00~17:30 |
場所 | 堂島大橋、中之島の橋梁(船上) |
参加 | 約40名 |
内容 | 堂島大橋改良工事の現場見学 |
○中之島の橋梁の船上視察
2017年の活動報告
2017年度は、2015年度に設立した3つの小委員会で調査研究を行うとともに、成果の報告会を開催した。
1.橋梁点検に関する研究小委員会
委員長 大阪大学 貝戸 清之 准教授
平成29年度は、小委員会を3回開催するとともに、3つのワーキング(①点検の効率化、②点検の新技術、③点検の新業種形態)により調査研究を行った。
小委員会
第8回 平成29年 6月20日
第9回 平成29年10月13日
第10回 平成30年 1月19日
※ 上記小委員会のほかWGを計9回開催。
2.斜張橋ケーブルの耐久性評価と今後の維持管理に関する研究小委員会
委員長 京都大学 白土 博通 教授
平成29年度は、小委員会を5回開催するとともに、3つのワーキング(①斜張橋ケーブルの現状把握、②構造安全性評価、③今後の維持管理のあり方)により、調査研究を行った。
小委員会
第7回 平成29年 5月12日
第8回 平成29年 7月27日
第9回 平成29年10月 2日
第10回 平成29年11月30日
第11回 平成30年 3月23日
※上記小委員会のほかWGを計9回開催。
3.橋梁の基礎の補強・パイルベント橋脚の補強に関する研究小委員会
委員長 大阪工業大学 井上 晋 教授
平成29年度は、小委員会を3回開催し、調査研究を行った。
小委員会
第11回 平成29年 6月2日
第12回 平成29年 9月8日
第13回 平成29年12月11日
道路橋調査研究委員会主催報告会
日時 | 平成30年1月29日(月)13:30~17:00 |
場所 | 大阪市立大学文化交流センター ホール 大阪市北区梅田 大阪駅前第2ビル6階 |
参加 | 約100名 |
内容 | 白土委員長の開会挨拶の後、3つの小委員会の調査研究成果の発表と質疑を行った。 |
(1) 橋梁点検に関する研究小委員会
橋梁点検調査の新技術、効率化に向けたロボット等の活用並びに点検等の新規事業形態の可能性等について提案が行われた。
(2) 斜張橋ケーブルの耐久性評価と今後の維持管理に関する研究小委員会
全国アンケート調査結果に基づく損傷・補修事例紹介、ケーブル損傷の影響の解析評価の報告並びに維持管理手法の提案が行われた。
(3) 橋梁の基礎の補強・パイルベント橋脚の補強に関する研究小委員会
主にパイルベント橋脚を有する橋梁について、補強事例の紹介と、耐震補強設計のための調査項目や手法について提案が行われた。